金としての価値と通貨としての価値

金貨を買いたい、売りたいときは、地金を取り扱う専門業者や古銭商を通じて売買することになります。最近は1000円や2000円といった少額で金に投資する積み立ても資産形成の一環として行われるようになっており、貯金感覚で金を手に入れる楽しみを味わえます。ただ、金貨の価値はその素性によって違いがあるため、よく調べておく必要があります。金の含有量、デザイン、発行量などによって価格が変わってきますので。

日本で今発行され、流通している金貨は、10万円、5万円、1万円の3種類存在します。ここでは10万円金貨を例に説明します。昭和天皇陛下御即位記念金貨は日本で初めて発行された記念金貨です。素材は純金で重量は20グラム。もう一つは今上天皇御即位記念金貨です。素材は純金で重量は30グラムです。これを純金として売却した場合、硬貨としての価値は同じですが重要が違うため、今上天皇御即位記念金貨の方が高値で取引されます。銀行で両替すると通貨としての価値は変わらないため、同じく10万円に換金されます。

金として売却すると額面以上の金額で取引されます。このように通貨としての価値と金としての価値が違うことがあるのが特徴です。